子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

『作文名人への道』(小学校3・4年生)発行のご案内

『作文名人への道』(小学校3・4年生)発行のご案内

                          2018年2月吉日
 前回から3年たって、小学校中学年向けの本が、出来上がった。それは、出版社や編集者に中学年向けの本も発行してほしいという声が届き、この2年間、教科書の分析から始まり、子どもたちが、文章を書くのが好きになる方法を色々考えてみた。特に中学年は、きっかけさえできれば、どんどん書ける時期なのである。最初に「基本となる書き方を身につけよう」をじっくり読んでほしい。何でもその日にあったことで、心に残ったことがあれば、それをメモするように書いておけば良い。だんだん慣れてきたら、今度は、1つのことを選んで書くようにする。見本の日記があるから、それを読んで、書き方をまねしてほしい。日記だから、書いた日付と曜日を記録する。書く前に、その日にあった出来事を、3つ心の中で、思い浮かべる。その中で、1番書いてみたいことを題名にする。題名は、やや長い題名の方が、テーマがはっきりする。だんだん慣れてきたら、次のことを意識して文章を書いていくと、生き生きとした文章になっていく。

生き生きとした文章の書かせ方

★五感(官)を、よく働かせて、毎日を過ごそう。
★生き生きとした文章(日記)を書くためのキーポイント
(1)身のまわりの出来事で、心が動いたこと(ある日のこと)をえらぶ。
(2)したことの順によく思い出して「・・でした。」「・・・した。」と書く。
(3)いつ、どこで、だれが、何をしたのかがはっきりわかる文章にする。
(4)そのとき、自分が話したり、相手が話したりコトバは「  。」を使って文にする。
(5)そのとき、思ったり考えたりしたことは、(・・・。)を使って文にする。
(6)ものの形や色、大きさ、手ざわり、においなど五感(官)を働かせたことをよく  思い出して書く。
(7)そのときの自分のうごきや、周りの様子も書くようにする。
(8)自分がわかっていることでも、読む人が分かるように説明も入れて書く。
 このなかで、(1)(2)(3)は、いつも必ず、意識して書いてほしい。だんだん慣 れてきたら、(4)(5)考えながら書いてみよう。(6)(7)(8)が頭に入ってると、だれが読んでも感心する、生き生きとした文章になる。

現場の先生方・保護者の方へのお願い

 前回の本もそうだったが、大人の人が読んでも参考になるように編集してある。ですから、子どもに文章を書くことが好きになるコツのようなことも、至るところに入れてある。子どもさんが読む前に、まず、先に手にとって読んでいただきたい。感動する作文があったら、お子さんにその部分を読んであげてもいい。ここに載せた散文や詩は、心に残ったことを、子どもの目を通して書いたものばかりである。だから、作品だけでも読んでいっても構わない。やがて、このような文章が、なぜ書けるようになるのかを考えてほしい。やがて、そこには、「ある日型の文章」と「いつも型の文章」があることに気がつく。そのことも、わかりやすく書いてある。前回は、「選定図書」に指定していただき、多くの方に読んでいただき、版を重ねることができた。学校の図書館などにも、推薦していただき、子どもたちの手に届くところに置いていただくと、大変ありがたい。
         



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『作文名人への道』(小学校3・4年生)、注文書が出来ました。私のところにも注文いただければ本はお届けします。また、本やさんへは、このご案内をご利用ください。   
(榎本 豊・電話・fax 048-256-1559)


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(2018年3月2日掲載)


 この文章は、『生活綴方の旗手・教育者国分一太郎のホームページ』の「本の紹介」のところにも掲載してあります。

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