子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

作品11.世の中の出来事に関心を持つ・選挙

作品11.世の中の出来事に関心を持つ・選挙
指導題目 世の中の出来事に関心を持って、自分たちの生活とつながっていることを、具体的な事実と確かめてみよう。

選挙ポスター

  墨田区立緑小学校   五年 男子  
 今日の二時間目の社会の時間に、榎本先生が、参議院選のことを言いました。なので、
(そうだ。今日、板ちゃんとポスター見に行こう。)
と、思いました。
 四時頃に、板東さんと図書館前公園に行きました。いつも、塾に行くとき、通っているので、ポスターがあるのを知っていました。ポスターを見ると、九人のポスターがはってありました。ぼくは、
「天声人語にのってたんだけど、ポスターの名前とか文て、赤色が多いんだって。」
と、言いました。板東さんは、
「ああ、そういうのあったね。」
と言って、赤色をさがしました。すると、二段目の人と、「青島幸男」の「幸」の時が赤色でした。
(確かに当たっているなあ。)
と、思いました。青島さんのには、大きいはんこ見たいのが書いてあって、「年金完納済み」と、書いてありました。ぼくは、
(年金問題だからなぁ。)
と、思いました。ぼくたちが一番目に気付いたのは、「マタヨシイエス」と言う人のポスターでした。そこには、「小泉純一郎には、腹を切ってもらわなければならない。」などと、書いてあったので、ぼくは、
「ひでー、犯行声明みたいだよ。」
と言いました。その時、選挙運動の車の音が聞こえてきました。ぼくは、みどり町公園の前にある工場の前に止まっている白い車を見て、
(あれかな?)
と思い、
「向こうだ!」
と言って、板東さんといっしょに、ガードレールを越えて、車の所まで行きました。でもそれは、工場の車でした。音楽をならしながら走るパン屋さんの車も止まっていたので、
(おかしいなあ。聞き間違いかなあ。)
と思いました。でも、また音が聞こえてきました。それがどんどん近づいてきて、とうとう、「上田哲」と書かれた車が、北斎通りに、姿を表しました。上田さんは、ポスターに、「怒」と書いてある人です。ぼくは、板東さんに、
「ほら、怒だよ、怒。」
と言いました。板東さんが、
「あっ、あそこにもポスターがある。」
と気付いたので、
「選挙の車が通るかもしれないから、ここにいよう。」
と言いました。青島さんのポスターには、
「青島幸男と行く、参議院見学ツワー(参加無料)」
と書いてあったので、
「これ、よさそうじゃない?」
と言うと、板東さんは、
「でも、それ七月四日だよ。」
と言いました.下を見ると「七月四日(日)」と書いてあったので、
(なんだ。無料だから気軽に行けると思ったのに。)
とがっかりしました。
 その後、縄で出来たピラミッドに登って、
「一番参議院議員っぽくないのはだれ?」
と、板東さんに聞くと、
「マタヨシ。」
と言いました。次に、
「一番嫌いな議員はだれ?」
と聞くと、
「マタヨシ。」
と言いました。次に聞いても、
「マタヨシ。」
と答えたので、
「ビンゴ!」
と言いました。でも、
(ちょっと批判しすぎたかな?)
と思いました。
(この中で選ぶとしたら、青島さんかな?)
と、思いました。

        

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional