子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

12月19日(木) 乙部 武志様

12月19日(木) 乙部 武志様

 この度は、奥様を亡くされ、さぞかし心も体も大きな悲しみに打ちひしがれていることを想像しております。我々理論研究会のメンバーのほとんどが、先生のご自宅で研究会でお世話になっているとき、いつもにこやかに応対されたお顔が懐かしく浮かんできます。御次男の方が亡くなられたあとは、さすがにがっかりされ、体もだいぶ弱ってしまったのかなと思うことがよくありました。しかし、その間も、乙部さんは、献身的に奥様の看病をされてきました。その間、乙部さん自身も、理論研究会にも顔を出されて、元気に我々に檄を飛ばしてくださいました。想えば、国分先生が亡くなられてから、研究会の場所をすぐに自宅を提供してくださいました。1985年からですから、30年以上お世話になりました。間に、浅草の永潤ビルでの研究会もしばらく続きました。ある時期は、乙部さんと関口敏雄さんと私の3人だけと言うこともありました。しかし、あの時の頑張りが、今日の理論研究会に引き継がれております。また、山形での国分一太郎「教育」と「文学」研空会も、今年で15回を続けてきました。東京での国分一太郎「教育」と「文学」実践研究会も、13回続けてきました。今年は、神野直彦さんの名前もあり、42名の人達が集まりました。神野さんの講演会の謝礼をネットでしらべますと、最低30万円と出ておりました。3万円で、勘弁してもらいました。当日は、「経済学は、悲しみを分かち合うために」(岩波書店)の本を7冊持参して、皆さんで分けてくださいと、私に託してくれました。
 このように、今まで研究会を続けられたのは、乙部さんご夫妻の力が大きかったと考えております。本当に奥様には、長いことお世話になりました。この度理論研究会の仲間に連絡し、お気持ちを伝えようとなり、わずかな金額ですが、奥様の霊前にお供えくださればありがたいです。
 どうぞ、先生、お力を落とさず元気にお過ごしください。寒さ厳しくなります。先生が、元気でいてくださることが、私たちの励みになります。
理論研究会事務局 榎本 豊 2019年12月

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