子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

神野直彦様・2011.10

*神野直彦様・2011.10
前略
 10月22日は、大変お忙しい中、東京教組の教育研究集会の記念講演を引き受けてくださりありがとうございました。財政学会の途中にそちらを切り上げて、2時間たっぷりお話をしていただき、組合員の人たちは、多くのことを学んだに違いありません。 
 また、その後、すぐにタクシーで浦和の同窓会に向かってくださいました。私にとっては、充実の半日でした。何とか写真を撮る時間にも、幹事の粋な計らいで幸運に間に合いまして、ほっとしております。
 同窓会の時の話の中で、私のことに触れてくださり過分な紹介までしていただき恐縮してしまいました。その後の松岡君の指名に続き、私にまで順番が回って来て、とっさにあんな挨拶になってしまいました。もっと、日教組の水戸と遅れてきたその日の話の感銘したところを話せばよかったなあと、あとから悔やみました。
 それというのも、2~3日後に橋本さんからメールと写真が送られてきました。その文章の中で、神野さんの話された言葉が、写真付きで少し紹介されていたからです。次のように書かれておりました。
「日本経済は残念だけれど復活の望みは薄い。金融政策では格差が広がる、財政出動にも限界が・・・・・・」「原発を全面的に止めると30%供給電力が減る。これは20年前と同じになる。20年前はまさにバブルの絶頂で、電気は使いたい放題だった。その後電力利用が増えたのはパソコンだ。全世界で1日2000億通のメールが飛び交っている。しかしそのうちの1800億通はいわゆる迷惑メールだ。これを削除するのに1通3秒かかるとして、全世界で110兆円の電力を消費している」
 話をまとめた橋本さんにも、びっくりしました。あのお酒が入ったさなかで、こんな風にうまくまとめていたからです。
 時間がなかったから、厳しい話で終わってしまったのでしょうけど、この後半は、それでも「希望の島」への改革・分権型社会をつくる・「分かち合い」の経済学を読むべきだと私が言えばよかったと後悔したのでした。
 タクシーの中で、話しましたが、松岡君とはいとこと言うことも、話しました。我々2人にとっては、「たけしちゃん」「ゆたかちゃん」と呼び合う中なので、「松岡君」などという言い方は、実に違和感がありました。小学校時代は、お互いの家を寝泊まりして楽しむ間柄でした。向こうにも3歳違いの弟がおり、私にも2歳下の弟がおります。だから、いつもこの4人は、正月や盆などに再会するのが楽しみでした。大人になると、あの同窓会で会うか、慶弔の席で会うくらいです。話がそれました。
 2次会は席が離れていたので、お礼の挨拶もできずに失礼しました。私にとっては、「希望の星」です。元気でご活躍ください。孫ができると、しんみりする文章になるのでしょうか。「分かち合い」の経済学のあとがきの奥様に触れた文章は、希有の表現力です。私の妻と比べてしまいます。まだ、妻は現役です。重いかばんは持ちませんが、いつも駅まで車で送るのが私の日課になっています。毎日8時過ぎに帰ってきます。東京の教育は、もう崩壊しています。教師が疲れ切っています。
 電話で、いつもさわやかな声で応対してくださる奥様によろしくお伝えください。お礼の返事が遅れました。まずは、お礼まで。
 榎本  豊 2011.10.28(金)

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