子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

1月10日(土)藤田さんの福島レポート

1月10日(土)藤田さんの福島レポート

 昨年の国分一太郎『教育』と『文学』研究会に、藤田さん他3人の方々に実践報告をしていただいた。3人それぞれ、ユニークなレポートで、参加者に感銘を与えた。会に参加していた、今井さんから、1月の東京作文協議会にもう一度、お願いできないかと、私に連絡が来た。さっそく連絡を取り、今日の会につながった。同じ内容で、良いのかしらと、最初は、遠慮していたのだが、対象が全く違う方で、同じメンバーは、2~3人ですと説明し、引き受けていただいた。特にレポートは、25部も余ってしまったので、それを使うから、手ぶら出来てほしいとお願いした。午前中は、若手教師に実践報告を、3人の方にしていただき、午後が、藤田さんの実践報告となった。私が、重いレポートを持参するからと言って、わざわざ私にお土産まで持ってきて恐縮してしまった。どのくらいの方が見えるのか、気になっていたが、最終的には、25人の方が見え、そのうち半分近くが、若手教師だった。若い人が参加してくれるのは、それだけでも、ありがたいことだ。報告中、涙ぐみながら聞いている方が、何人かおられた。それほど、藤田さんの報告は、心に突き刺さる内容であった。中学校の実践だが、小学校でも、大いに参考になる実践であった。定年2年前に、引き受けた子どもたちは、様々な問題を抱える子どもたちであった。その子どもたちを、見事に変えていく藤田マジックの実践報告であった。福島の浪江町から転校してきた2名の子どもも、藤田さんと会えたから、意欲的な子どもに育って、卒業していった。彼らとの繋がりは、まだ終わってないと、最後に締めくくってくれた。これぞ生活綴方教師である。2次会もお誘いしたのだが、ご長男が東京で暮らしていて、今日は誕生日だから二人で祝うので、ごめんなさいとのことであった。私は、『獄中メモは問う』(北海道新聞社発行)を、まとめて5冊ほど購入していたので、その本をお礼に差し上げた。2月の高知の研究会に、ご夫婦で参加するとのことだ。私たちの仲間も、4人参加するので、そちらでまた会いましょうといって別れた。会が終わり、2次会まで残ってくれた中に、墨田に勤務している若々しいお嬢さんがいらっしゃった。私が、墨田に35年間勤めていたことなどを話すと、大変親しくお話しすることが出来た。豊島作文の会の1月例会にも参加してくれると、約束してくれた。このことだけでも、今日は、参加して良かった。

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