子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

1月6日(金)『新しい年を迎えて』

1月6日(金)『新しい年を迎えて』

 今年も新たな年を迎えた。日記を書くなら、元旦から書けば、いいスタートになったのかもしれない。もう6日間が過ぎた。
 今年も、たくさんの年賀状が届いた。しかし、7割近くが、宛名も印刷されていた。裏も、もちろん印刷と、正月の絵が載っている。みんなパソコンで打ったのだろう。便利になったものだ。何か一言添えてあればいいのだが、何も書いてないのを見ると、やはり寂しい。誰に対しても、同じに送ったのだろうと、思ってしまうからだ。私は、いつも木版の版画を彫り、それを摺っている。家族全員の分をするので、350枚も摺っている。今年は、妻が申し訳ないと、100枚だけ、印刷屋に頼んでいた。たいした版画ではないが、小学生の頃からだから、50年以上このやり方である。昨年退職して、誰にも挨拶文を出さなかったので、あらかじめ葉書にその文も添えて、版画に摺ったのであった。前は、パソコンで宛名まで印刷して出していた。大変便利なのだが、いただいた年賀状に、出したか出さなかったかがはっきりしない人が何人か出てきた。ちゃんとチェックはしていて、後で、もう一度見てはっきりした。やはり、便利な分、自分の記憶にはっきりとすり込まれないのが、弱点だ。教え子さんからは、家族写真が多い。中には、子どもの姿きり写してないものをいただくと、複雑な気持ちだ。親御さんにとっては、子どもの成長を見てほしいのかも知れないが、もらった方は、何ともいえない。考えてみたら、私も2回ほどそれをしている。1度目は、娘が誕生して、1歳になった頃の写真だ。もう一枚は、娘が3歳になったときに、七五三のお祝いにとった家族写真である。もちろん出す人は、限定して出したのだが、何人かの人から「ああいう写真はね。」と揶揄されてしまった。確かにそうだなと、言われてみて初めてわかった。とくに、子どものいない夫婦や未婚の女性には、もらってもかえって不愉快になる方もおられる気がする。以後、私は、そのような写真は、やめにした。

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