子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

11月1日(土)思わぬプレゼント

11月1日(土)思わぬプレゼント

 2014年10月9日(水)に、生活つづる随筆誌が創刊20周年 の記事のことを取り上げて。その方に、朝日新聞経由で、お手紙を差し上げたら、ご丁寧にお手紙に添えて、創刊20周年記念選集・随筆誌「緑濃き日々」と第125号の「はづき」や「葉月つうしん」321号などが、送られてきた。早くお礼のお手紙をと思いながら、返事が遅れてしまった。それは、送られてきたものに目を通してからと考えていたからであった。
 20年にわたって続けられてきた中から、選りすぐれた者を選んだ作品は、格調の高い文章ばかりであった。枚数は、決められていないようだが、それほど長い文章ではないが、日常に起こる出来事ややや長い出来事を振り返ったりとジャンルは様々であった。
 まえがきを読むと、15周年選集の発行から5年が経ち、その間に起きた2011年3月11日東日本大地震がおき、その特集も組み込まれている。28人のメンバーが、隔月発行の30号に786編の作品を発表している。それらの作品をそのつど合評し合い、22人の39編がその本の中に収められている。その締めくくりの文章が、次のように書かれている。
「“知る権利"が制限されようとしている今日、ペンの力を信じて生活をつづる意義は深い。本選集が、私たちの“緑濃き日々"を創造し、未来を拓いてくれることを祈るものである。」このように結ばれている。なんのすてきな文章だろう。このような気概を持って、続けていることに、こころから敬意を持ち、それらの文章に目を通した。

母の教え子さんかも

 目次の題名を読むだけで、様々な題に魅了される。家族、親戚の人々との交流、悲しい別れ、幸せだった頃、自分の趣味のこと、健康に関すること、戦争中のくらし、原発への意見、一人ひとりの生き様が散りばめられている。その中で、堀江一子さんという方の名前に目がとまった。その方は、もしかしたら、私の知っている方かも知れない。今から、5年ほど前に、お目にかかっている方かも知れない。それというのは、その方は、ちょうど80才になったときにお目にかかっている。ご本人ならば、大宮の三橋の学校を出ておられていれば、間違いなくそうかも知れない。私の母の教え子さんと同姓同名なのだ。

4年前のクラス会のこと

 その方たちが、ちょうど80才になったので、最後のクラス会を開くので、ぜひ出席して欲しいと依頼の文章が、私の母の元に届いたのである。1941(昭和16)年、母は、師範学校を卒業し、初めて担任した教え子さんのお一人なのだ。堀江さんとは、自分が小学生の時にお会いしていたので、印象に残っていたのだ。4年ほど前に、当時90才になった母を連れて、そのクラス会に参加した。かなり健康面で厳しくなっていて、皆さんにご迷惑かなと思いながら、付き添いをした。私の顔を見るなり、「豊さん。」と、私の名前を忘れずに覚えていて下さったので、ビックリしたものだった。あの時に、母は、何人かの教え子さんの顔を見るなり、すぐに名前を言いながら親交を暖めていた。今は、もう認知が進み、その頃の元気はなくなった。当時、母は、その時のクラス会がよっぽど楽しかったらしく、東京新聞に投書して、その記事が新聞に載せていただいた。堀江さんにも、その記事をコピーしておくって、お礼のお手紙を差し上げた記憶がある。
 今、母は、94才になった。さいたま市の老人ホームにお世話になっている。週に1度は、顔を出すようにしている。今度の11月3日に、別の教え子さんが、やはりクラス会を開いてくれるというので、車椅子だが、一緒に付き添うつもりだ。

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