子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

3月10日(月)天野篤著「熱く生きる」を読んで

3月10日(月)天野篤著「熱く生きる」を読んで

「熱く生きる」天野篤著 セブン&アイ出版を読んで

 私の尊敬する友人Sさんから、本が送られてきた。その本の作者が、2人の共通の友人I君の心臓手術をすることになった。「このままでは危険なので「心臓バイパス手術」が必要となったそうです。それでそれを診てくれた先生は、天皇を手術した先生(天野篤先生)だそうです。」と言うメールをいただいた。実際には、長文のていねいな文章だった。私は、すぐに返信した。
「妻から近々入院すると言うことは、知っておりました。というのは、尾久6小学校時代のメンバーで、1泊の旅をするので、誘ったときにその事実を知らされたそうです。妻にもこの記事は、転送し読んでもらいます。ありがとうございます。ところで、Sさんのお体は、いかがですか。近々お目にかかりたいですね。天野篤先生は、わたしの中学の後輩だと言うことを最近知りました。わたしのいとこと同学年だったと聞いたわけです。ホームページを読んでくださっているんですね。ありがとうございます。情報ありがとうございました。」

「偏差値50」でなく、かなり優秀な生徒

 このような返信を送ったら、何日かして、この本が送られてきたのである。さっそく読んでみたら、一挙に読める内容であった。見出しの帯に書かれている内容が奇抜である。「偏差値50」からの闘う人生哲学と書かれている。終わりに書かれている「年譜」を読むと、これまたびっくり。私の母校の中学から、浦話高校に合格している。この中学は、私の在学した頃から、優秀な友達が多かった。とにかく、200人の生徒で、男子100人女子100人いた。男子100人中半分の50人くらいは、浦和高校へ合格する学校であった。さらに優秀な人は、開成・教育大付属(現在の筑波大駒場)だとか、当時東大の合格がトップだった都立高校の日比谷や戸山などの高校に進んだ。女子も浦和一女に、50人くらいは合格していた。おかげで、私などは、劣等感の生徒になってしまった。私は、当時3流と言われた蕨高校に入学した。今は、その蕨が、結構むずかしい学校になっているようだ。だから、浦和高校と言ったら、雲の上の存在の学校であった。入学当初は、410人中60番目くらいと書いてあるから、かなり優秀な生徒だったに違いない。浦和高校を卒業した後、現役で受けた学校は全て不合格。1浪目は、予備校に通いながら「マージャン放浪記」を読み、マージャンに没頭している。浪人1年目は、受験に失敗。浪人2年目は、パチンコに没頭。やはりどこの学校も不合格。3年目で、日本大学医学部に合格している。私も1年間浪人したが、64年の東京オリンピックの年で、いやな思い出ばかりを思い出す。マージャンやったり、パチンコやったりという余裕はなかった。この人の生き方を見ていると、何に対しても夢中になる人なんだなあと感じる。同時に、暗い浪人生活など関係なく、楽しんで暮らしているところが、凄い。

医学部に進学希望は、父親の心臓弁膜症

 医学部に進学希望するきっかけは、父親の心臓弁膜症が判明したことがきっかけであった。それは、高校2年生の時であった。やがて、父親の3度目の手術で、この世を去ってしまう。自分も立ち会ったが、なすすべもなく、自分で再手術をする自信がなかった。同時に、亀田総合病院の上司より、「解雇通告」を受けている。他の病院に行き、再出発の道に進む。やがて、「新東京病院」の心臓外科で、たくさんの手術をしながら、技術を高めていく。やがてオフポンプと言って、心臓の動きを止めないで、パイプ手術をすることに成功し、その後は、この成果で、たくさんの命を救っている。今の天皇陛下の手術も、この方法をとった。スタッフは、ほとんど東京大学出身者だが、天野さんが中心となって見事に手術を終えている。感心することは、患者さんの誰も平等に対応するということである。天皇陛下の時もそうであった。やがて、天皇陛下の手術をした医者として、一躍有名になった。有名になってもその姿勢は、全く変わらない。

旅行記録が送られてきた

 こんな先生に手術してもらったIさんは、幸せ者である。今は、退院して、3ヶ月間くらい自宅療養して、社会復帰を待つようだ。そんな朗報が、本日Sさんから届いた。その彼は、この本を送ってくれた後、12日間の旅に発った。その旅も、アマゾンのジャングルに住むヤノミ族に会うためである。忙しいときに、宅急便で送ってくれたのである。その彼から、旅行記録が送られてきた。全くエネルギッシュな人である。

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