3月20日(月)移動教室で、俳句をよむ
3月20日(月)移動教室で、俳句をよむ
遠足で落ちてたまるか水の中 小 野 ふ み
べいごまは今も昔も変わらない 田 中 旭
算数のプリント一枚三時間 中 島 悠太郎
新しく佐藤先生仲間入り 吉 澤 賢 太
お母さんパソコンの前にらめっこ 高 野 薫 代
校庭の一番高い木が見える 佐 藤 智
雨降ってあじさい咲くよ道のはじ 藤 本 修 平
班日記気合いを入れると止まらない 遠 藤 昭 城
雨上がり地面に水がたまってる 竹 内 希
雨降ると遠くのビルも山のよう 酒 井 陽 平
雨の中花を咲かせた時計草 島 田 香 澄
病院の天井の上ツバメの巣 丸 山 修 司
家の外雨ぬれながら母を待つ 岡 田 ひろし
ぼくの母いろいろできるすごい人 清 水 章
跳び箱を一気に跳ぶとすっきりだ 久 保 朋 子
いつの日か身長ぬかすぞ父さんの 猪 狩 かおり
雨が降りせんたくものは部屋の中 鈴 木 杏 奈
もうすぐだ移動教室もうすぐだ 大久保 亮
動かずに目だけを開けて寝る金魚 熊 田 康
雨の日にてるてる坊主泣いている 長谷山 文 弥
たんぽぽが綿毛になって旅をする 田 中 日香里
遊園地並んで並んで日が暮れる 井 上 潔
母が寝たそっと毛布を肩(かた)までに 羽田 恭 平
かたつむり晴れてるときはどこにいる 桃 原 沙恵子
いちごの実真っ赤に育ち収かくだ 内 海 智 志
雨の日はすずめも木の下雨やどり 早 川 志 織
雨浴びてあじさい気持ちよさそうだ 平 野 智 也
夏びより今年初めて夏姿 長 塚 里 奈
やわらかに我が家をつつむ風鈴の音(おと) 面 壮 彦
五月雨(さみだれ)であじさい一つ笑ってる 田 村 晴太郎
宿題とともに思い出す三十年 酒井君のお母さん
べいごまの音研ぎ澄まし夏来たる 遠藤君のお母さん
雨上がりあじさいの花いきいきと 吉澤君のお父さん
全員の俳句をよむ
1句ごとに、丁寧にもう一度読み直してみた。すると、あの時の顔が浮かんできた。あれから17年、みんな立派に成長し、この厳しい社会の中で生きている。今回は、人数が少なかったが、次回はぜひ、1人でも増えて、再会したい。