子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

1月12日(木)豊島作文の会の提案

1月12日(木)豊島作文の会の提案

第512回 豊島作文の会1月提案 2017年1月14(土)午後2時より
豊島区立巣鴨地域文化創造館

格差社会の中で生きる子どもたち

 オリンピックの誘致のときの福島の放射能は、アンダーコントロールされているという大嘘を世界中に広めた。そのことを日本のマスコミは、厳しい批判をしていない。2年前に消費税を増税するときに、平成26年度に5%から8%に引きあげるときに、増収分は、全額社会保障の財源に充てると公約した。しかし、実際に振り分けると、社会保障の充実に使用されたのはわずかであり、残りのほとんどは、国の借金に使われている。社会保障に使われた財源は、5000億で、たったの1割に過ぎない。ここのところだけでも、大変な嘘なのだが、マスコミも沈黙している。TPPに反対だったのも、自民党である。国民の目を曇らせているのが、今のマスコミである。

感動した発言

 海の向こうアメリカで、こんなことがあった。トランプに批判的であった身体障害者記者のまねをして、意図的に集められた聴衆を笑わせたことを、心の底から憎んだハリウッドを代表するメリル・ストリープさん。ゴールデングローブ賞授賞式での挨拶だ。最後にこう発言している。「これは記者にも通じることです。説明する力を持ち、権力者のあらゆる横暴を批判する、信念を持った記者が我々には必要です。どうか私に変わって(世界の言論弾圧を監視する民間団体の)ジャーナリスト保護委員会を支援して下さい。我々が前進するには、彼等が必要になるからです。」このように締めくくり、満場から称賛の拍手が鳴り響いた。(2017年1月11日東京新聞)日本のマスコミも、トランプの批判をする前に、日本の安倍総理にもっとするどく批判をするべきではないか。

NHKは国営放送になっていないか

 昨日(1月10日)、NHKのニュースで、安倍総理の支持率が5%上がったと放送していた。何の批判もせず、「政府が『右』と言っているのに我々が『左』と言うわけにはいかない」と発言する籾井会長である。能面のような顔をして放送するニュースキャスター。「安倍、安倍」とニュースには、必ず出てくる準国営放送。ゴールデンタイムのニュースの時間には、安倍を連呼している。そんな時は、チャンネルを変える。最近は、顔を見ただけで、ムカムカするのは、私だけだけだろうか。クローズアップ現代の国谷裕子さんや、TBSの「ニュース23」の岸井成格(しげただ)さんやテレビ朝日の「ニュースステーション」の古舘伊知郎さんの降板。今まで、批判的に発言した人たちが、いなくなってしまった。権力の力が働いたと、噂されている。日本のマスコミの人たちにも、メリル・ストリープさんの発言を噛みしめてもらいたいものだ。

言い放しの無責任な発言

 そういえば、年金の未納問題が発覚した折に、安倍晋三首相は、当時「最後の一人までチェックしてすべて支払う」と繰り返し約束した。当時2000万件くらいの未納年金があったが、選挙中のあの約束はどうなったのだろうか。マスコミも、その時だけ報道し、その後のことは追求しないので、いつの間にかうやむやになる。国民も忘れやすいので、言い放しで終わりだ。

ラジオの方がまだ健全

 半年以上前に、TBSラジオの森本さんの番組で、「あなたは、安倍総理が好きですか、嫌いですか?」と、視聴者にアンケートを出し、番組が終わる頃に結果発表があった。安倍総理が好き16%、嫌い84%という結果が出た。嫌いな人の意見が紹介された。「すぐ切れる。野党を見下したような上から目線。社会保障を充実させるので、消費税を上げたいとして、法律を通した。しかし、社会保障は減らされ、軍事費だけがどんどん増えている。国会答弁が、長々としゃべるわりには、何を言っているのかわからない。アベノミックスという言葉だけが踊っているだけで経済は、いっこうに良くならない。外国に行くと、大変な額のお金をつぎ込んでいるのに、日本の保育問題1つも解決できない。格差社会で、6人に1人の子どもたちは、貧困家庭である。3度の食事も満足に食べられない子が出てきている。オリンピック招致の時に、福島はアンダーコントロールできていると嘘を平気で言っている。安保法案強行採決の時に、絶対戦争には巻きこまれないと大嘘を平気で言っている。秘密法を強行採決している。滑舌が悪い。顔も見たくない。」聞いていて小気味よかった。傑作だったので、帰ってきた娘にその話をしたら、「お父さん、朝のその時間にラジオを聞いている人は、老人きりいないよ。若者は、ラジオを聞いてないよ。」と指摘された。
 社会保障費がどんどん削られて、軍事費はどんどん増える。16年度防衛予算は、5兆円を超した。自民党への防衛献金が、60%増(朝日新聞17年1月8日)と書かれていた。安倍総理は、外国へ行くたんびに、莫大な金をその国にばらまいている。この金も、国民の税金である。自分の国の働く人々の生活が、格差社会によって、どんどん疲弊しているのにだ。
 そこで暮らす子どもたちの中には、満足に食事もとれない子どもたちが出てくる。「子ども食堂」という名前で、月に一~二回程度、食事が振る舞われている。そういう組織が、全国的に増えている。こういう実態なのに、社会の底辺で苦しんでいる人がたくさん出てきているのに、何の解決策も出さないでいられる。
 そういえば、20年近く前から、私の勤めていた教育現場にも、厳しい現実の中で暮らしている子どもたちが、何人もいた。

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