子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

2015年豊島作文の会・方針案・年間計画

2015年豊島作文の会・方針案・年間計画(案)

方針案 

 社民党の福島瑞穂副党首が1日の参院予算委員会で、政府が法案化作業を進めている安全保障法制を「戦争法案」と述べたことに対し、自民党が発言の修正を求めている。しかし、事実関係の誤認や人権侵害などにあたらない発言の修正は異例で、社民党の吉田忠智党首は20日、「何ら問題はない」と記者会見で強く反発。福島氏は応じない構えだ。(毎日新聞4/20朝刊)この記事を読み、次の文章を思い出した。
 『(前半略)切れ目のない日米同盟とは、米軍と自衛隊の境目がわからない、区別がつかない状態を指しているかのようです。つまり、日本が米軍の中に組み込まれることです。(途中略)「集団自衛権」と言う言葉のまやかしにも注意しなければいけません。1947年、米国のトルーマン政権は、「戦争省」を「国防省」と言い換えました。そのトップも、国防長官と呼ぶようになったのです。米国政府の委員会からも「戦争」という言葉が消え、国防、つまり「自衛」という言葉に差し替えられました。ほとんど同じことが、今の日本で起きています。他国と連携して武力を行使する、つまり戦争に参加する行為を集団的自衛権と言いかえるのもトルーマンに学んだ言葉のマジックです。それをうのみにしたまま切れ目のない日米同盟が成立し、日本が集団的自衛権を行使すれば、自衛隊が米軍の下請けになることを意味し、主権者としての日本国民は不在なまま、戦争に荷担していくことになりかねません。(後半略)以上アーサー・ビナード「言葉のマジックにだまされないで」(生活と自治3月号)』
 安倍首相は、「強い日本を取り戻す」としきりに発言しているが、「戦争」の出来ると言う言葉を隠して発言している。福島さんは、絶対修正に応じるべきでない。安倍総理は、オリンピック招請のスピーチで、福島の原発は安全だと大嘘を世界中に発信した。そのことを、マスコミは、黙認している。国会の質疑でも、的外れの発言を何度もしているが、そのことを追及するマスコミは数少ない。だいたい、7人に1人は、貧困家庭の児童という統計にしても、知らん顔のほおかむりである。
 沖縄問題、福島の原発難民のことが解決しないのに、再稼働の開始。憲法9条を勝手に閣議決定でかえて、戦争にまき込まれる国にしようと決断した。格差社会が、どんどん進行しているのに、景気が良くなると、信じ込まされている。株価の値が2万円を超したと、大騒ぎしている。しかし、この値上がりは、国民の年金を、勝手に1兆円国債購入に使ったと、金子勝さんが説明していた。統一選挙の投票が、明後日行われるが、景気が良くなると国民は、騙されている。本当に景気が良くなっているのではない。こういう問題を、明らかにするマスコミは数少ない。 古賀茂明さんが、政府の圧力で、テレビから消え去ろうとしているのに、何のアクションも起こさない、マスコミや労働組合や野党勢力のふがいなさ。もう、日本は、大変なところにきてしまっているのに、お笑い番組や、どうでも良いテレビ番組を適当に放送しているマスコミに携わる人々。何とかしなければ、日本は、「いつか来た道」になってしまう。
 すでに最高裁判所が違憲と判定したにも関わらず、何の修正もしないまま国政選挙が挙行された。違憲の元で選ばれた国会議員が、国の約束で最も大切な『憲法』を改悪しようと目論んでいる。戦後侵略戦争を反省し、2度と戦争をしないと誓った『平和主義』の元になっている9条を改悪したいのが本音である。それを、「積極的平和主義」だとか、言葉のマジックで、国民を騙そうとしている現政権に、そろそろ国民は目覚めないといけない。
 教育現場から離れて数年経つが、『道徳』が何の議論もないまま教科に組み込まれた。職員会議が、単なる伝達機関に成り下がっていると聞く。教科書が民主的に選ばれず、検定で骨抜きにされたものが現場におろされてきている。そこから、少しでも逸脱した教師は、問題教師として、追求される。国語教科書から、『作文』の字が消え、子どもたちに価値観を強制された文章を書かされているのが現状である。子どもたちから、『何を』という題材を選ぶ自由を取り、絵に描いた餅のような文章を書いても、何の力も育たないのである。
 私たちは、大変厳しい現実だが、子どもたちの本物の文章表現力を身につけるために、本年度も出発したい。今年度は、1人でも若い新しい仲間を連れてきて、教室の子どもたちが元気になる作文の授業を追求していきたい。

1.目標

*子供たちが、自然や人間や社会に自ら積極的に関わり、現実をしっ  かりとらえることができるようにします。
*こどもたちが自分の表現したいことを、正しく豊かな日本語を使っ  て、書き表すことが出来るようにします。

2.具体目標

(1)誰もが、何でも言い合えるクラスの一員として、自覚できるクラスを目指します。(学級集団作り)
(2)こどもたちが、生活の中から、値打ちある題材を選び出す力をつけます。(題材論)
(3)日記指導を大切にしながら、生活のしぶり、書きぶりの良さを赤ペンで認めながら、書く意欲を伸ばしていきます。(自主的作文指導)
(4)指導題目を学期に1回程度は立てて、「指導過程」を大切にしながら、「ひとまとまりの文章」を綴らせます。(意図的・計画的作文指導)
(5)「ある日型」の1回限りの出来事を、ていねいに書かせます。
 同時に、高学年は、「いつも型」のたび重なる出来事を説明するような文章に挑戦させます。
(6)詩を書かせることを大切にしながら、その実践を提案します。
(7)作品研究をし、値打ちある作品を読みあいます。「日本児童・生  徒子ども年刊文詩集」「東京の子」
(8)作文教育の指導理論を学習していきます。「作文と教育」など。
(9)全国大会や東京大会や国分一太郎研究会(山形と東京)に積極的に参加していきます。本年度は、日本作文の会の全国大会が京都市で行われます。新しい会員を増やすチャンスでもあるので、力を入れます。
(10 )若い人が、職場に増えてきているので、作文教育の大切さを訴えていきます。この会にも、積極的に誘うようにします。
 2015年度 豊島作文の会 活動計画 定例の会を基本的には、土曜日にする。
2014年度 豊島作文の会 年間指導計画 名前は敬称略
例会回数     月日(曜日)と内容 提案者 司会496回
4/25(土)13年度反省・まとめ 片桐弘子
会計報告 榎本典子   名簿作成 鈴木由紀

14年度方針と計画 榎本 豊

5/16(土)東作協・巡回講演 午後2時~4時半「講座」講師・小美濃威・参加費500円
会場:中野区野方区民活動センター(3階和室A)【交通】◆JR「中野」駅北口からバス◆西武新宿線「野方」駅下車徒歩2 分
497回 5/23(土)
498回 6/13(土)7/18(土)~19(日) 記念講演
第11回国分一太郎「教育」と「文学」研究会(山形東根市)  佐竹直子 玉田勝郎
第64回作文教育全国大会 (京都市)7/31(金)~8/2(日)
8/23(土) 東京作文協議会主催「1日」研究会」
記念講演 田中定幸。
499回 9/12(土)
500回 10/10日(土)
501回 11/22(日)
第7回国分一太郎「教育」と「文学」実践報告会
502回 12/5(土)
503回 1/9日(土)
504回 2/6(土)
505回 3/5(土)
1.例会 本年度は、1年間の予定を決めた。東京作文協議会の例会が、第1土曜日になっている。
現役が少なくなってきたので、他地区との交流をかねて、例会に変える。片桐さんからは、サロン風におしゃべりの会にしてもいいのではないかというお手紙も頂く。
2.会場   豊島区立池袋本町小(元文成小学校)
3.組織 代表 伊藤(池袋本町小) 会報 桐山  榎本豊
(昨年度) 会計   榎本典子   名簿   鈴木
東作協  桐山 榎本豊 庶務 片桐
4.会費  年間 3000円とする。1回出席については、300円とする。
5.夏の一日学習会は、全国大会に向けて、そちらに力を入れる。
6.全国大会参加者には、弁当代3000円支払う。

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional