子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

3月27日(月)安倍総理と食事会

3月27日(月)安倍総理と食事会

ちょいと古い記事だが

(池上彰の新聞ななめ読み)2016年1月29日の記事を読み直した。朝日新聞のデジタルに加入しているので、月の新聞代7500円かかっている。東京新聞は、朝刊だけを購読しているので、月に3000円と格安だ。もっとデジタル版を活用しないと、高い購読料の割に、もったいない。今回、「池上彰の新聞ななめ読み」を、もう一度読み直しをしてみた。その中で、「首相動静 安倍氏は誰と食事した?」という見出しに目がとまった。その記事をここに載せておく。今のマスコミが、いかに堕落しているかの、いい記事であるからだ。昨日28日(土)の代々木公園での「原発反対大集会」に久しぶりに参加した。今朝この記事をどのように扱うかを注目した。朝日は、社会面に写真も入れたが、小さな扱いである。東京は、第1面に、写真も入れながら、大きな囲み記事になっている。この違いは何か。以下、池上さんの記事である。

池上彰の新聞ななめ読み

 時の首相の一日の行き先や面会相手をつぶさに記録する朝日新聞の「首相動静」。この欄のデータをまとめて、政治の動向を分析する記事にすることもある
 新聞を読み比べていると、新聞が書かない事実が見えてくることがあります。なぜ書かなかったのかと考えると、想像あるいは妄想が高まります。たとえば、安倍晋三首相の行動についてです。
 新聞各社は、安倍首相の前日の行動を朝刊で掲載しています。各紙はどう書いているのか。
 日本経済新聞のタイトルは「首相官邸」です。1月22日付の記事を見ると、「18時55分 大手町の読売新聞東京本社ビルで渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長ら」と記載されています。その後の安倍首相の行動は、「20時52分 富ケ谷の私邸着」となっていますから、首相は渡辺会長らと会食したのでしょうか。その記載がありません。
 一国の総理が、特定の新聞社に赴き、社内で会食する。費用は誰が出したのでしょうか。読売新聞は、安倍首相を食事に呼ぶような借りがあるのでしょうか……、などと妄想をたくましくしてしまいます。
 いやいや、仲の良い2人が食事をしただけ、ということもあるでしょうから、妄想はやめておきます。
 ところが、同日付の毎日新聞の「首相日々」を見ると、出席者は他にもいたようです。
 渡辺会長の他に「今井環NHKエンタープライズ社長、評論家の屋山太郎氏らと会食」となっています。やはり会食だったのですね。屋山氏は評論家ですから、首相との会食は取材を兼ねていることも考えられますが、今井氏は元NHK政治部記者でニュースキャスターも務めていました。取材現場を離れて久しいですから、これは友人としての会食でしょうか。
 では、会場を提供した読売新聞はどう書いているのでしょうか。こちらは「安倍首相の一日」。
「東京・大手町の読売新聞東京本社ビル。渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長・主筆、清原武彦産経新聞社相談役、芹川洋一日本経済新聞社論説委員長らと会食」
 読売新聞は、渡辺会長が「主筆」でもあると書いています。会長というと、経営の責任者のイメージが強いですが、主筆は、その新聞の論調を決める責任者。読売新聞の論調を決める責任者が、首相と会食する。首相としては、読売新聞に自分の主張を理解してほしいという思いがあっての会食でしょうか。それとも渡辺会長が首相にアドバイスをしたのでしょうか。
 いやいや、考え過ぎかも。単に友人同士の気楽な食事会だったのかもしれませんから。
 ここで気になったのが、日本経済新聞社の論説委員長が加わっていたこと。この事実が、日経新聞には書いてなかったからです。日経新聞の読者に自社の論説委員長が首相と会食したことを知られたくなかったからでしょうか。
 いやいや、ここでも私の妄想が高じただけかも。単にスペースの都合で入らなかっただけでしょうか。
 安倍首相としては、日経新聞の社説を担当する人に、自分の立場を理解してもらいたかったのでしょう。
 さて、誰が芹川委員長を会食に呼んだのでしょうか。渡辺会長か、それとも安倍首相が、芹川さんも呼んでよと頼んだのか。おっと、勝手な想像は慎まねば。
 会食には産経新聞社の相談役も加わっていたのですね。読売新聞と産経新聞の幹部が安倍首相と仲がいいということが、この記述から見えてきます。
 さて、朝日新聞は、誰と会っていたと書いているのか。こちらは「首相動静」です。
 「渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長、橋本五郎・読売新聞東京本社特別編集委員、今井環・NHKエンタープライズ社長、清原武彦・産経新聞相談役、ジャーナリスト・後藤謙次氏、芹川洋一・日本経済新聞論説委員長、早野透・桜美林大教授、評論家・屋山太郎氏と食事」
 朝日新聞の記述によって、会食参加者の顔ぶれが判明しました。記事はこうでなくてはいけません。
 と思ったら、翌日の紙面に、早野氏は同席していなかったという訂正が掲載されました。事実確認はむずかしいものですね。

朝日新聞は、今回は蚊帳の外

 今回は、朝日は招かれていなかったようだ。しかし、新聞各社とのお食事会になると、朝日も加わっている。読売と、産経と、経済新聞は、とりあえず限界のある新聞社だと疑われてもやもを得ない。東京新聞は、招かれてもいないし、招かれても行かないと宣言している。

ユーチューブにすでに載っている

 反原発集会・3月26日と検索すると、昨日の大集会の様子が、動画で見られる。

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