子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

7月30日(土)予想もしない事件

7月30日(土)予想もしない事件

 友人から、次のようなメールが拡散されてきた。
 「さて津久井やまゆり園で起きた事件についてお話ししたいと思います。小生はこの30数年にわたり相模湖ダムの歴史を記録する会の一員として毎年、相模湖殉職者合同追悼会の仕事を担ってきました。相模湖は戦争中、日本各地から集められた労働者だけではなく韓国・朝鮮、中国からの強制連行労働によって建設されたダムです。今年も7月31日(日)昼より相模湖の湖畔(戦争中の朝鮮人収容所の跡地)にある相模湖国際交流会館で追悼会が行われる予定です。国際交流会館ができるまでは、やまゆり園からテントをお借りして湖畔で追悼会を行ってまいりました。また記録する会を中心に担う仲間が神奈川県職として退職までほぼ40年間やまゆり園で働いていた(昨晩のニュース23で話をしていた彼です)ので、私にとってはとても身近な場所です。
 小生は、この事件に対するテレビ報道に大きな違和感を覚えるのです。優性思想を持った異常な人格の持ち主が起こした異常な事件というとらえ方がその基調にあると思うのです。
 しかし授業料無償化からの朝鮮学校排除に見られるように、国家が人々を分断し階層化した結果、抑圧の中で自分よりさらに下とみなされる階層に暴力が向かうという構造の中で起こったことだと思います。在日朝鮮・韓国の方々に攻撃が集中することと同じ構造を持っていると私は考えています。
 犯人が重度心身障碍者の存在を抹殺することが正義であると思わせるものが私たちの暮らしの根っこにあるのです。
重度心身障碍者の存在を否定する言動は以前からあります。」

返信のメール

 山形から、国分一太郎研究会を終えて、帰ってきました。次から次と、予想もしない残酷な事件が起きています。しかし、じっくり考えてみると、何かそこには、共通するものがある気がします。人々が、イライラしながら生きている気がします。介護殺人事件、児童虐待、無差別殺人事件、親殺し・子殺しなどは、格差社会が作った結果、起きた事件ではないかと考えます。若者の政治的無関心には、呆れています。身近な人に、参議院選挙の投票に行ったか聞くと、ほとんど行っていません。行った人の4割が、与党に投票したと書いてありました。今度の東京都知事選も、ムードで入れる人が多いのでしょう。憲法の改正には、まだ反対の人が多く、原発再稼働反対もかなり多いのに、選挙に反映しなかったのが、今度の選挙でした。しかし、野党統一に効果があったのも、事実です。東北は、秋田以外は、すべて野党が勝ちました。福島もしかりです。沖縄は、なおさらです。東北が勝ったのは、TPPの問題を、怒っている人が多いのでしょう。福島は、原発問題をもろに受け、ばらばらにされた家族の怒りでしょう。沖縄は、口先だけの安倍政権へ、ノーを突きつけたのでしょう。最近分かったことですが、松原仁という民進党の東京都連会長が、日本会議の主要メンバーにはいっていることです。こういうメンバーがいる限り、民進党を支持するわけにはいきません。東京電力の組合が、連合の有力なメンバーになっていては、再稼働反対の運動は広がりません。

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